第10回 中海・本庄工区月例勉強会

中海本庄工区問題と水資源

話題提供: 秋葉道宏氏 (島根大学生物資源科学部)

日時  :4月18日(金) 夕方6時より
場所  :総合理工学部(理学部)1号館 1階 11講義室(予定)
島根大学に入ってすぐ右の8階建ての建物の1階です.11番講義室は建物の正面玄関のすぐ左にあります.6時半に正面玄関が閉まりますので,それ以降は建物の南側の通用口からお入りください.
地域の方や学生の方の聴講も歓迎します.



要旨
本庄工区干陸後、現時点では数百人が定住することとなる。
上下水道は、そこに移住する人間集団の生活環境の改善と健康維持に深く関わる環境衛生施設として非常に重要な地位にある。
松江市及び美保関町の上下水道の現状とその処理システムについて述べ、本庄工区内に1,000人定住したときの上下水道にかかわる問題点を指摘した。
松江市及び美保関町の水道水源は水質汚濁が進行しており、大都市で多くみられる高度処理を導入している。また水量は水道水源の現状からみて、限界に達しており、中海の淡水化を行わなかった場合、新たな水源の確保が必要であると考えられた。
農業集落排水(高度処理)施設を設置したとしても、全窒素2、190kg/年、全リン329 kg/年が排出されると予測した。

今後の予定は以下のアドレスでお知らせしています
benkyo.html
これまでの発表会の報告は以下のアドレスで見ることができます
hokoku.htm
主催: 日本科学者会議島根支部・島根大学教職員組合
連絡先: 小池(島根大学生物資源科学部0852-32-6440)