2020年 クズの葉っぱでお茶を作ろう
イベント提案者:川本
[1] 趣旨
都市の自然を知り、それを利用するライフスタイルを開発して、社会への普及を図る。今回は都市で身近にみられるクズの葉っぱからお茶を作り、自然を楽しむライフスタイルとしての実現可能性を検討する。
[2] クズについて
【学名:Pueraria lobata subsp. lobata】マメ科クズ属の多年草。
根は葛粉や葛根湯として、茎は葛布として、日本で古くから利用されてきた秋の七草のひとつ。利用が少なくなった現在、のり面や耕作放棄地など様々な場所で繁茂しており、アメリカでは南東部を中心に侵略的外来種として問題となっている。
[3] 調理
1. 採取
10月25日(日)横浜市、恩田川・奈良川合流部でクズの葉を採取した。
2. 日干し
採取した葉を水洗いし、その後2週間日干しした。
3. 乾煎り
乾燥した葉を、こげないようにフライパンで乾煎り。
4. 煮出し抽出
たっぷりの水に日干しした葉を入れて、沸騰させてさらに30分中火で煮出す。
[4] 評価(4人、各5点満点)
4.5, 4.0, 4.2, 3.9
感想
Ø ササ茶よりも甘味が少なく、コクがある。
Ø えぐみがなくおいしく飲める。
Ø とてもおいしい
[5] まとめ
今回は、クズの葉でお茶を作った。少ない人数の評価ではあるが、全体的に評価が高く、今回作ったお茶は大成功と言える。
2週間日干ししたこと、30分間煮出し抽出を行ったことが高評価につながった可能性もあり、条件を変えてお茶の飲み比べをしてみると面白いかもしれない。
山菜料理プロジェクトの料理に組み込んでもよさそうだが、日干しに長い時間がかかるため、前もって準備する必要がある。