外来生物の分布拡大予報
外来生物の分布拡大のモニタリングと将来の分布拡大予想を行い,情報を市民に提供します.これにより以下の効果を期待しています.
1.すでに分布している地域と未分布の地域を地図上に明示することで,外来生物(や付着する可能性のある物資)の移動を避けるべき地域を知らせる.自主的な検疫のための情報を提供する.
2.将来の被害拡大に対応した対策を事前に取ることができる.
3.皆が日本の地図の中で分布拡大中の外来生物のイメージをもち,自分の住む地域の自然が変わってしまうことを実感することで社会的な関心を高める.
分布状況と予報
家畜や野生偶蹄類の口蹄疫 予報
外来生物の一般的な分布拡大パターン 予報
海産無脊椎動物
チチュウカイミドリガニ(ミドリガニ類) 予報
淡水生物
カワヒバリガイ(関東地方) 現況
タイワンシジミ類(神奈川県周辺) 現況
ウチワゼニクサ(神奈川県周辺) 現況
昆 虫
アワダチソウグンバイ(2008年秋提供)
哺乳類
アライグマ(神奈川県周辺) 予報
陸上植物
オオハンゴンソウ(神奈川県箱根) 現況
野外調査の方法
淡水生物の分布調査法 (2008年7月1日)
カワヒバリガイ (2010年2月22日)
タイワンシジミ類 (2009年4月7日)
コモチカワツボ (2008年7月8日)
<調査報告票>
・水域8kmセグメント結果報告票 (2009年4月21日)
・水域地点情報報告票 (2009年4月21日)
<調査地図>
・水棲生物・神奈川県8kmセグメント地図 (2008年8月27日)
分布拡大予測の方法
(作成中)
文献データベース
(作成中)
お知らせ
特定外来生物の分布情報が公開されています.
とても有益な情報ですが,将来的に野生化個体群の分布情報を時々刻々に得られれば,さらに有益かもしれません.(たまたま放された個体が発見されたが,現在は消失している地点を含む.最近になって野生化個体群が確認された地点を含まない場合がある.主に文献情報によっているため)
<過去のお知らせ>
シンポジウム「特定外来生物の分布状況2010」
・第3回野外調査の勉強会「東京湾の外来海洋生物」
・だれでもできる外来生物の分布拡大シミュレーション
・第2回野外調査の勉強会「カワヒバリガイ」
・第1回野外調査の勉強会「コモチカワツボ」
参加者募集
このとりくみに賛同して頂ける参加者の方を募集しています(調査,解析,文献収集,運営など).参加アンケートを世話人までお送りください.
<アンケート用紙のダウンロード>
アドバイザー(あいうえお順)
伊藤健二 農業環境技術研究所
岩崎敬二 奈良大学
大野正人 日本自然保護協会
草刈秀紀 WWFジャパン
小池文人 横浜国立大学(世話人)
五箇公一 国立環境研究所
高桑正敏 神奈川県立生命の星・地球博物館
西田智子 農業環境技術研究所
村田浩一 日本大学生物資源科学部
森本信生 中央農業総合研究センター
ほか
連絡先
〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-7
横浜国立大学環境情報研究院 小池研究室内
koikef@ynu.ac.jp