[個体群生態学]

対象：博士課程前期

＜授業の目的＞
保全生物学の基礎になっている個体群動態を，特に植物の場合について
基礎から学ぶ．また侵入生態学などの基礎となる群集生態学についても
学ぶ．

＜各週ごとの授業概要＞
　第１週　植物の生活史
　第２週　生育段階による展開行列モデル
　第３週　重要な生育段階の検出と感受性分析
　第４週　行列モデルの実習
　第５週　絶滅確率の計算
　第６週　ランドスケープの中の個体群
　第７週　古典的な人口統計学
　第８週　LotkaとVoltteraの種間相互作用モデル
　第９週　種間相互作用のシミュレーション実習
　第10週　ニッチと類似性の限界，群集行列
　第11週　群集の中立説
　第12週　群集の組立規則と形質分析
　第13週　侵入生態学
　第14週　類似度と距離・多変量解析を使用した群集の分類
　第15週　期末テスト



＜参考書＞
　「植物の個体群生態学」（シルバータウン著），東海大学出版
　「動物生態学」（伊藤他著），蒼樹書房
　「生物群集の多変量解析」（伊藤他著），蒼樹書房




[生態系モデリング]

対象：博士課程後期

＜授業の目的＞
　群集生態学，個体群生態学，侵入生態学，保全生態学などの分野での，
最近の重要な英文の専門書を輪読する．

＜各週ごとの授業概要＞
　第１週　輪読する本の選択，日程相談
　第２週以降　輪読を行う

＜教科書＞
　受講者の興味に会わせて選択する．過去の実績は以下の通り．
２００１年度：　Tilman, D. & Kareiva, P.編 Spatial Ecology. Princeton 
　　University Press, Princeton. (1997)
２００２年度：　Weiher, E. & Keddy, P. 編， Ecological Assembly Rules. 
　　Cambridge University Press, Cambridge.( 1999.)