タワーとウォークウェイ


樹幹を支持に使用して樹木のあいだに吊橋をかける方法と,樹木とはまったく別に気象観測などで使われる金属製のタワーを建てる方式とがあります.前者は京都大学がボルネオ島のランビル国立公園に設置しており,後者は国立環境研究所がマレー半島のパソーに設置しています.

いずれの施設も海外にあるため,現地のカウンターパートとの関係もあり,任意の研究者の共同利用はできないようです.

ここには前者の方法について,1994年にCenter for Ecological Research, Kyoto Universityから出版されたT. InoueとA.A. Hamidの編集によるランビル国立公園での林冠生物プロジェクトの報告書,Plant reproductive systems and animal seasonal dynamics.  Long-term study of dipterocarp forests in Sarawak. の一部を掲載します.