ジャングルジム・システムについて




・概要
 ジャングルジムシステムは、資材費25万円を投じて建設された、苫小牧地方演習林直営の仮設建造物です。ジャングルジムは、高さ23m・底面積15m2の範囲内を鉄パイプで1.8m3の立方体ごとに分割されています。落葉広葉樹17種、針葉樹1種、木本性ツル植物2種を含む林冠観測用施設です。


・特徴
1.ジャングルジム空間内を方形に区切る鉄パイプによって、林冠内を自由に移動できます。
2.方形に区切られた林冠内での3次元的な位置を特定することが可能です。
3.サイズの異なる様々な個体へ直接のアクセスが可能で、シュートや食植者といった詳細なレベルからの研究が可能です。
 
 
ジャングルジムでは、コメツキムシの新種や北海道初記載となる約20種の昆虫が発見されました。また現在では、3次元的な葉群分布と昆虫分布の関係等の調査が行われています。


・費用
1.建設費は資材費が約250万円で、業者には発注せず我々演習林職員が自力でたてた
2.維持費は落下防止ネット代などで年間約5万円程度


・共同利用
個人の研究費で建てたものなので,その都度相談してください.




北海道大学農学部苫小牧演習林
福島(yukia@exfor.agr.hokudai.ac.jp)
日浦(hiura@exfor.agr.hokudai.ac.jp)
 
 


 
 
苫小牧演習林ホームページ